ルールは先に言いましょう

以前、メルマガのほうで
「チームメンバーとして、プロとして最低限の条件はなんでしょう?」
という話をしましたね。
そのときには、技術力があるけどチームワークに悪影響を与えそうな
人と、チームワークが良好だけど技術力はまぁぎりぎり許容範囲かな
という2人からどちらかを選ぶとしたら?
という話でした。


そのときのメルマガでは、後者を選ぶという話をしました。
ただ、中には、面接をしたときにはとてもよさそうに思えたのに、
プロジェクトが始まってみると、チームの和を乱すようなことばかり
するという人も出てきたりします。
これにはいくつか理由があるのですが、良くあるのは、その人が
とっても理論的なひとで、かつ納得したことしかしないというケースです。
このような人に、何かをした後で、
「それはルールに反する」とか
「そういう時は、このプロジェクトではこうするんだよ」
とかいうと、関係が悪化していくんです。
「そんなことは、やる前に言ってよ」
ということなんです。
やる前にさえ伝えれば、仮にそのことが理論的には納得できないことが
あっても、
「チームで気持ちよくやるために決めたルールだから」
といえば、以外に受け入れてくれることもあるんです。
全てをあらかじめ言っておくなんて大変ですから、
チームの和を良好にするために必要なものだけでも良いので
必ず最初に徹底的に伝えましょう。

@ITでの新連載が始まりました

タイトルは、
[http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai/process01/process01.html:title=開発プロセス標準化への道(1)
開発プロセスに対する幻想を破壊する」]
です。
ちょっとかっこ良過ぎかな?
とも思ったのですが、まぁご容赦くださいね。
何か一つでもヒントになれば幸せです。